とにかく「Winding Road〜未来へ〜」がめちゃくちゃ届いてほしい
9/23発売予定のFANTASTICS from EXILE TRIBEの新曲、
“Winding Road〜未来へ〜”のMV、もう御覧になりましたか。
(ちなみに各種配信サイトで配信中です👇)
もともとLIVE×ONLINEで聴いた時から、2人の歌声とグループの雰囲気に
すごく合ってるし何よりとてもいい歌だなーと思っていたので
リリースが楽しみでした。そして、先行配信された音源を聴いても、
自分の感想は変わらなかったです。
そして、先日公開されたMV。
これがもう想像以上に素晴らしかったものだから、話したくて話したくて
一記事にしてしまいました。
楽曲の空気感を大事にしながら、詞の中にあるメッセージを深く鮮明に
具現化した演出、描写の数々。そして何よりもそれを演じるメンバーたちの
表現者としてのポテンシャルの高さ。
それらが合わさってできている、
とても誠実に作られた「喪失と再生」のストーリーになっています。
素直で素朴でやさしくて、でも単純じゃない。という、そのあり方も
彼らにとても似合っていて、公開されてから毎日のように見返しています。
内容は実にシンプルです。
椅子に深く座り込んで俯いていた彼らが、また前を向いて立ち上がるまで。
その様子をとても丁寧に繊細に描きます。
前を向くきっかけを与えてくれるのは、もう一人の自分。
それも、この曲をパフォーマンスしているFANTASTICSとしての自分です。
ゆっくりと前を向く世界さんがとても良い。(1:16~)
優しく導くように歌う/踊るもう一人の自分。
まとっている黒は色々なことを乗り越えてきた証でしょうか。
それを見て、何かを悟ったように小刻みにうなずく中島颯太さん。
組んだ両手に少しずつ力を込める佐藤大樹さん。
ごくわずかに微笑む世界さん、木村慧人さん。
そうして、だんだんとそれぞれの目に光が宿っていき、
やがて全員が立ち上がります。
そのあとは、自分とペアになってのパフォーマンスが始まります。
これがもう全体的に素晴らしいんですが、個人的に好きなのは
ただ一緒に踊っているだけではなくて、もう一人の自分にリードされながら
だんだんと力を取り戻していくのが見ていてわかるところです。
全員がとても繊細な演技をしています。
それから特に好きなのが澤本夏輝さんのダンスシーンの最後(2:45~)。
向き合って「うん」と頷いたもう一人の自分に、
「大丈夫」と答えているように見えます。
「うん」「大丈夫」
という、何か確かめるようなやり取り。
前を向けないまま、動けなくなるまで気持ちが沈んだところから
また踏み出すときってこういうものだよな。と思いました。
そういうとき、自分が歩いてきた道とか、繋いできた誰かとの関係とか
自分自身が、ささやかでも確かに築き上げてきたものに
思った以上に救われることがある。
それから、まだ歩けるよな、まだ前を向けるよな、と
一人きりで少しずつ確かめていって、ゆっくりと歩き出す。
その「再生」までの道のりが、このMVではちゃんと描かれてあって
私にとってはそれがなんとも人間らしく、美しくいとおしく感じるし、
とても眩しい。
MVでは、それから8人がFANTASTICSとして再生したあと
最後に全員が見つめる先にある、ひとつの椅子が映し出されて
曲が終わります。(4:54~)
立ち上がった彼らが、最後に全員で向き合うべき存在。
これは、音楽を届ける相手であり外から彼らを応援している
「ファンの人達」にも思えるし
心の内側から彼らを支えている絶対的な存在、
「もう一人のメンバー」にも思えます。
その他にも、シーン毎の演技、表情、各ダンスシーンの違いなど
このMVは、彼らのことを深く知っていけばいくほど
見えてくるものがあると思います。
この作品をたくさんの人に観てほしい。
そしてこの作品を通して彼らのことを知ってほしいと心から思います。
初めて観た時、自分に拡散力が無いことを呪ったほどに。笑
それくらい、本当に良い作品だし
FANTASTICSの今後が楽しみになりました。
なのでこれを読んだ方はぜひとも……いや、まあ
ここまで読んでくれた人が居たらそれはもう観てるとは思いますけども!
とにかく魅力が広まってほしい!
ついでに、お時間あったら私がリアルサウンドに寄稿した
FANTASTICSボーカル分析記事もご覧いただけると心から嬉しく思います。
とりあえずMVがめちゃくちゃ色んな人に届いてほしい。
よろしくお願いします。ぜひ!