ミチスガラ

LDHアーティストが好き。色々書きます

細かすぎて伝わらない(かもしれない)GENERATIONSの歌の好きなところ10曲選 ~数原龍友さん編~

f:id:okome_saikyou:20220104022952j:plain

*1

LDHの音楽を聴くようになったのが2019年秋。『HiGH&LOW THE WORST』を繰り返し観に行っていた頃はこんな世の中になるとは一ミリも想像していませんでした。2020年はLIVE×ONLINEをはじめ色々とにかく全力で楽しんでましたが、我慢の年でした。

しかし今年、3月の京セラドーム大阪の『RISING SUN TO THE WORLD』と6月の大阪城ホールでの『GENERATIONS LIVE×OFFLINE "Loading..."』に行くことができ、やっとGENERATIONSのお二人の歌声を生ライブで聴くことができました。

そのライブに対する感動もあり、ブログをもっと書いていきたいなという思いもあり、以前に書いた「細かすぎて伝わらないかもしれないTHE RAMPAGE スリボの歌の好きなところ10曲選」のGENERATIONS版を書くことにしました。(今回GENERATIONSを対象にしたのは、下のグループはまだ少し曲数が少なく、逆に彼らより上だとかなり多くて選曲が難しかったためです。FANTASTICSはぼちぼち書けそうですが)

簡単に言うと「この人が歌ってるこの部分が好き」というのを10曲に絞って語っていく記事です。よってファンの方からすれば当たり前すぎる話題もあると思いますし、あと約一曲ほど盛大に脱線します。その二点だけ予めご了承ください。

選抜基準は語感、メロディ、曲展開込みで「この人のこの歌声によって歌われるこのフレーズ最強!最高!」と私が思ったところです。あと「ここを歌うのは絶対この人じゃないと!と思わせられるという点は曲数を10曲に絞る上で特に重要視してます。

この記事を読んでくださった方から「私はこの曲のここが好き」みたいなお話がもし聞けたらとっても嬉しいです。ぜひ語りましょう。

ではいきますー!

※曲の構成について書く際は便宜上、以下の太字の名称で統一しています。
【Aメロ/Bメロ/サビ (×Cメロ)/Cメロ(×Dメロ、×大サビ)/ラスサビ】
わかりにくかったらごめんなさい。

※大きい文字が曲名、【】内が歌詞の抜粋です。
※公式で動画がある曲のみYouTube引用、それ以外はSpotify引用してます。
YouTubeは文中で紹介している箇所から再生されます。)

(目次↓)

Hard Knock Days

(※↑曲名)

①【栄光を掴め Go to the top】

②【Make my day】

(※↑好きなフレーズ)

アニメ『ONE PIECE』の主題歌(ドレスローザ編後半/2015年4月~2016年6月まで)だった「Hard Knock Days」。2018年のツアー以降は、数原さんのドラムプレイ(↓)がある曲としても知られています。

youtu.be

(↑叩きながら歌は勿論ラップもする数原さん。この映像いつまで観れるのかわかりませんが消されるまで載せておきます。尚このツアーでは『太陽も月も』を含む二曲を演奏しています

私は当時を知りませんが、言わずと知れた国民的アニメの主題歌をLDH所属グループが担うというのは大きな出来事だったのだろうと思います。それまでビッグルーム系メインのEDMとポップR&Bを両軸としていた彼らは『ONE PIECE』の作風に合わせ、突き抜けてポップで親しみやすい8ビートのロックサウンドに挑戦しました(『ここまでロックの色が強いサウンドは今まで挑戦した事が無かった』Real Sound|リアルサウンド)。

www.youtube.com

(↑リリース当時のホールツアーの映像。)

今でこそ下のグループが増え音楽ジャンルも幅広くなりつつあるLDH及びEXILE TRIBEですが、少なくとも当時のグループと作品をみる限りでは、このポップロックの明るさと勢いをこれほどストレートに表現できるのは彼らだけだったのではないか…などと考えたりします(グループの色的な意味で)。結果として元々のファン層を越えて支持された上、そのキャッチーさと起爆剤的なノリの良さゆえにライブでも定番化したという、色々な意味で重要な一曲です。

楽曲自体の話が長くなってしまいましたが、この曲を歌う数原さんの声に関して特徴的なのは聴き心地がとにかく軽快なことです。アニメ主題歌として幅広い世代へ届くことを意識してのことだと思いますが、ビブラートなどの“震え”や“揺れ”が大きく削ぎ落とされ、スッと耳に馴染むような軽さがあります。ただ軽いと言っても薄味になっている訳でもなくて、クリアな声質を活かした伸びやかな歌声が楽しめる点が魅力です。

さて、①はサビ直前のワンフレーズです。一番の【最後に笑うのさ Only winner】も良いんですけど、この二番の栄光を掴め Go to the topの語感が特に好きです(↓)。

www.youtube.com

具体的に言うと【“つ”“め” Go “to” the “top”】。この伸ばす所の母音が「」→「」→「」というの流れの最後に「」が来るようになっていて、それが上昇するメロディと合わさることでサビへと昇り詰める勢いと爽快感がさらに増しているように感じます。

それと、時折ある絶妙なタメも魅力的な数原さんですが、この曲はほぼずっとガンガンにジャストで聴こえてきます。そのうえ先述した“軽さ”も相まって、メロディの流れに歌声がバッチリ連動して伸び縮みしている印象があります。このサビ前のフレーズは弾むようなリズムで音が上がっていくので、特にその爽快さが実感しやすいように思います。

ただ、ここまでに挙げた“軽さ”や“ジャストな歌い方”という全体を通した主な特徴から、唯一目立って逸脱する箇所がひとつだけあります。それが②のMake my day。……と言っても何度か出てくる単語なんですが、ここで挙げたいのは曲の一番最後に歌われる【Make my day】です。

www.youtube.com

ここ(↑)。ここで息が増して、最後にビブラートがかかります。最初に貼ったライブ映像ではちょっとフェイクも入りますね。まあそれを言いだすとライブはその時その時で細かく違ってきますが。

少なくとも音源ではここだけ!本当にここだけなんですよね、明確なビブラートは。でも、だからこそ良いわけです。この最後のフレーズが来るまで終始伸びやかで、ハツラツと張り上げるような歌声であったからこそ、この少しの変化だけでも深みがハッキリと感じられる。そうして、お話の最後に出てくる「つづく」の字幕のように「このお話が一旦ここで終わるんだな」という少し寂しい余韻が与えられる。それがこのフレーズの魅力です。

しょっぱなから少し長くなりましたが大体こんな感じで10曲挙げる記事です。よろしくお願いします。

Sing it Loud

①【Sing it Loud 君がどこの誰でもいい】

【ありったけの声で今】

www.youtube.com

思い返すと、私がLDHアーティストの中でライブ映像をガッツリ観たのはGENERATIONSが最初でした。大体がdTVで観られるんですよね。
そのライブ映像を観ていく中で数原さんについて「声がすごく良い!カッコいい!」と知ることができたきっかけが「Sing it Loud」であり、この①のフレーズでした。

多分共感してくれる方は多いんじゃないかなーと推測してるんですけど、この【誰でもいい】の高音すごく良いですよね。声がメロディに乗って高揚していくとともに、胸が締めつけられるような切ない響きが増していく。あのクリアな声と歌唱表現があってこそなので、私にとっては数原さんの魅力を考える時、ほぼ真っ先に思いつくのがこの部分です。

ただし同種の魅力を感じる箇所というのは他にも結構あって、例えばこの曲(↓)。

youtu.be

この曲のサビの【~you're looking tonight I will”never forget。この高音も情感に溢れていて、しかも歌声が心地良く響く美メロのサビなので大好きです(ちなみにこの曲はTHE RAMPAGE『So Good』『Nobody』、最近だとBALLISTIK BOYZの『Animal』と同じ制作陣ですね)。

……というか、こうして並べて気が付きましたが、この二曲どちらも同じキー(Eメジャー)だし、当該の音が同じ音(A4)ですね。数原さんのミックスボイスに関してはこのA4か、もしくは半音下のG#4が最高音となっている曲が多くて、そこがとてもエモーショナルに美しく聴こえるので好きになることが多いです。

youtu.be

(↑この曲の『タフなレールも~』の『な』がG#4です、これもこの曲で一番好きな箇所。あとは『LIBERATION』のサビなど色々。)

声が特に美しく響くのがこの辺りの音程なんでしょうね。

youtu.be

(↑なお、A4が地声の限界というわけでもないはずです。『ECHO』LIVE×ONLINEでも歌ってましたね)

そしてサビ二巡目で②のフレーズが来ます。

youtu.be

ありったけの声で今】。この【こ“えで今”】のファルセットになる部分。これ、本当に数原さんのパートとして象徴的というか、歌声の魅力を効果的にアピールしているサビだなぁと感じます。

以前に某記事でも書きましたが、やっぱり数原さんのファルセットの響きの明瞭さ地声からの滑らかな切り替わりは大きな魅力だと思うので。つまりこの曲のサビは先に挙げた一巡目でミックスボイスの美しさがわかり、二巡目でファルセットの美しさがわかる、という構成になっているんです。

しかも“声で今”の語尾“”には少しタメ余韻があります(ライブ映像だとわかりやすい)。ここはファルセットの柔らかい響きも手伝って、聴き手からすれば数原さんパートの終わりとともに一瞬の緩和が訪れるような感覚になります。ここにもビートの高揚に乗るだけでない表現の深みがありますね。

この「Sing it Loud」は当時大流行していたビッグルーム系EDMで、今聴くと少し懐かしい感じではあるんですが、ツインボーカルのコンビネーションが活きている上に音サビのダンスも印象的なので個人的に好きな曲です。

今回抜粋した部分から音サビへの展開も「あーこれこれ!」とテンションが上がるし、ライブではどんどんやってほしい曲です。

ANIMAL

①【left to right 迷い続けてないよ本音 You know that I own it 人生の冒険で儲け 金で買えない every moment】

②【檻からエスケープ 怖いもの知らずのアニマル】

ANIMAL」は2ndシングルの表題曲で、曲タイトルと“夢へ喰らいつく”というコンセプトに遜色なくギラギラしたGENERATIONSを見られる作品です。良いですねー。

youtu.be

まず①の語数と韻で畳み掛けてくる歌い出し、音源で聴いていてもオートチューンが効果的で良い感じなんですが、ライブでは倍増しでエッジが利いていてこれがまた非常にカッコいいです。リピートしたくなる。振りもカッコいいですよね、クールな感じで。

数原さんは基本的に、なんというかある種の高音ベースの“イケボ”を極めたかのような……要約すると柔らかく澄んだ聴き心地が魅力的な声であるからこそ、その表情の変化に驚かされることが多々あります。こういうアグレッシブなエッジボイスもその一つで。

例えば昨年リリースされた「ヒラヒラ」もそうです。

youtu.be

この↑オーケストラアレンジは最高なので未視聴の方はぜひ再生してほしい。

(これを貼る目的もあって名前を出した。パフォーマンスも特別仕様でめちゃくちゃカッコよくないですか?ちなみに後ろにDEEP SQUADもいるよ!)

この曲の数原さんの歌のアタック感すごく良いんですよね。カッコいいというよりは渋い。でもくどかったり暑苦しかったりすることはなくとても程良い。何となく数原さんはどこかに“ポップさ”があることを常に意識されているような気がします。

あとこれは音源だとあまり分からないんですけど(なのでライブ音源)、

(※全体の0:23~頃。未ログインだと20秒頃

open.spotify.com

このサビの【さらけ出して Scream out!Scream out!】“~m out”の歌い回しがめちゃくちゃ好きです。あの澄んだ声をベースにしつつエッジを利かせた時の響きが少し少年っぽいところが良いんでしょうね。やんちゃ感とでも言おうか。

そして②はCメロのフレーズなんですけど、この部分って実際にライブでやってたことあるんでしょうか? 自分が見られる範囲のツアー映像ではついぞ見つからなかった…あったら是非教えてください。

youtu.be

(↑)何?この【檻からエスケープ】のレゲエとかにありそうな母音のちょっとTrippyな感じ。多分、他の歌ではこういう歌い方は聴いたことがない…と思います、あったら教えてください(そればっかりですみません)。でもこの歌い方がまたしっかりキマっていてカッコいい上、微妙に力が抜けていることでかえって強者感が出ている、その迫力がまさにその後に続く詞の“怖いもの知らずのアニマル”を体現しています。ナイスボーカルディレクション

数原さんの歌はこういう細かい部分で「あ、こんな声も出るんだ」と驚かされることが多いです。THE RAMPAGE 川村壱馬さん、FANTASTICS 八木勇征さんとかもそういう印象が強いですが。BALLISTIK BOYZだと日髙竜太さんかな。

なので、この記事では特定の歌い回しの話をするために選んだ曲も多少あります。特にこの曲ではこの②(↑)は絶対に入れたかった。

Togetherness

①【Fly so high/Touch the sky】

②【感じてる Togetherness】

open.spotify.com

“このファルセットが好き”その1。やっぱり一曲では語りきれないので。

何となくEXILEのイメージを彷彿とさせる、オシャレな四つ打ちポップス「Togetherness」。リズムに乗った歌声が明るく響き渡るので、聴いていて気持ちが弾むような良曲です。しかしそれでいてボーカルは結構頻繁にパートが入れ替わる上、双方がミックスボイスとファルセットを行き来しながらフレーズを繋いでおり、全体的にスキルフルかつ表情豊かで聴き応えがあります。

この曲はGENERATIONSの楽曲としては意外と数少ない、一番と二番で二人のパートが入れ替わる構成になっています。今回抜き出したフレーズは全てサビですが、数原さんがこの部分を歌うのは二番の方。

聴き所が多くある曲ですが、特にこの①【Fly so high】02:45~【Touch the sky】03:01~、未ログインなら5秒頃跳ねたリズムにばっちりアクセントを嵌めた明瞭なファルセットが聴いてて本当~~に爽快。GENERATIONSの二人のファルセットにはそれぞれ異なる魅力がありますが、この曲は交代で同じフレーズを歌うお陰でそれがわかりやすくなっています。

数原さんのこの種のファルセット他に何があるかな~と探してみたんですけど(↓)

www.youtube.com

A New Chronicle」の【ヒストリーを作るエレメン“ト”】とかが似てますね。ただしこの曲はライブのオープニングに相応しい迫力が特長なので、その曲調に合わせてより圧が強くカッコよくなっていますが。

そして②【感じてる Togetherness02:08~、未ログインの場合は17秒頃はサビの最後、ここまでに積み重ねたグルーヴが実を結んだかのような、心地良いオクターヴニゾン。こういうユニゾンもまたGENERATIONSの歌の魅力を語る上で外せない要素の一つですね。

オクターヴニゾンというと今はやっぱりこの曲が浮かびます(↓)。

youtu.be

You & I」のライブパフォーマンスは毎回すばらしい。掛け合い→ハーモニー→ユニゾンという流れで声に浸れますこの曲については片寄さんの記事の方で改めてしっかり書く予定です。

ライブ映像や歌番組で観ている限りでもわかってはいましたが、『RISING SUN TO THE WORLD』で他のグループと合わせてGENERATIONSを、しかもこの「You & I」を聴けたことで改めてライブ時の歌声の聴き心地の良さを実感しました。あと片寄さんのピッチの正確さも。

何が言いたいかというと「Togetherness」を今の二人が歌ったらどんな感じなのか、ものすごく聴いてみたいんですよね……更に味わい深くカッコいい歌が聴けるのでは、と(なんとなくあまり叶う見込みがなさそうですが)。

Make You Mine 

①【我慢できない】

②【鼓動のBPM上げて】

③【そばに来て】

open.spotify.com

“このファルセットが好き”その2(※①と②のみ)。なんとなく数原さんの歌を語る上でこの曲は絶対入れないといけないという確信がありました。まず他と比べて群を抜いて艶っぽいんですよね、数原さんの歌声が。(艶っぽさに群を抜くとかがあるのかわからんけども)

その上「Togetherness」と同様にリズミカルかつテクニカルで、聴き所しかないくらいに声の魅力が詰まった曲です。昨年LIVE×ONLINEで披露された時もカッコよかったし、好きなフレーズが多い分、大興奮しながら聴いてました。

①【我慢できない0;37~はサビに向けたブレイク的な部分へ繋がっていく高音のフレーズ。ここのファルセットは枯れた、乾いた響きがあってクールですね。他の曲ではあんまり聴けない枯れ具合なのでリピートしたくなります。

②は、サビで数原さんパートが始まる【僕に身を任せて】の少し甘い歌声から、また一気にクールさが増す【鼓動のBPM上げて00:59~、未ログインだと2番の対応箇所だけ聴けます。鼓動“の”から一気にオクターヴ上がった“B”と“P”のファルセットがまた高い上、クリアに響いてくるのでとにかく痛快です。

ちなみに、ここと同じように突き抜けるような高音のファルセットが同じアルバムの中でもう一曲あります。

open.spotify.com

Stupid ~真っ赤なブレスレット~」のサビの後半【I'm stubid01:04~、未ログインだと10秒頃。二曲とも高いところの音が同じ(C5)で、微妙に放物線を描くような声の強弱も、あと下降していくメロディラインも偶然少し似ています。でもそれ以外は色々と真逆なので、印象が全く異なるところが面白いですね。

③【そばに来て02:46~はラスサビ直前。楽曲全体でみても一つのハイライトとなっている箇所なので、この曲で数原さんと言うとまずここを思いつくという人も居るかも。くるくる回転しながら下降していくようなR&B感の強いフェイクを畳み掛けてくるのが新鮮ですね。これもまた他の曲ではあまり聴けないグルーヴ感です。LIVE×ONLINEでもここは特に「聴けたー!」とテンションが上がりました。笑

しかしこういう記事を書く中で改めてじっくり聴いてみると、この『涙を流せないピエロは太陽も月もない空を見上げた』って思った以上にクセの強いアルバムですね(タイトルからして)。これで最後の曲に「Y.M.C.A」が入ってくるのがすごい。笑 でも各楽曲を通じて歌唱と音楽性を探求・開拓しようとしている様子も伺えるので、それこそ年月を経てから振り返ることで一層楽しめる作品であるように思います。

LOADSTAR

①【Oh that's amazing cool!】

②【きっとみんな誰もが we all have a goal 初で見たあの感動…からの超心魅かれもう気付けば虜 そう目標 】

open.spotify.com

GENERATIONS×Gファンクテイスト。詞にある通り「故きを温ねて新しきを知る」がテーマなんだと思いますが、否応なしにカッコいいですね。

この曲では数原さんのラップについて書きたいんですが、まずは①のフレーズについて。このフレーズは二回出てくるんですけど、特に好きな二回目の方をぜひ聴いてみてください01:37。はい気持ちいいですねOhの伸びやかさと滑らかな聴き心地、からの“that's amazing cool”の繊細な息遣いで程良く抑制された歌い回し、からの少しタメた“wow~”のフェイク……と、音源で聴いてるだけでニヤつくようなカッコよさがあるワンフレーズ。文字通りクールな雰囲気なのが良いですね(ちなみにこの曲では片寄さんのクールなファルセットもたくさん聴けます。)。

そして②2:04~未ログインなら19秒頃ラップパートの話。近年ではメンディーさんがラップを担当することが多いため、相対的に少なくなってきた数原さんのラップパート。その中でもこの曲は一際ヒップホップらしいフロウを意識したラップが聴けます。

そもそもの話ですが数原さんは、タイム感の鋭さと明瞭な発声も魅力の一つであると思っています。これはTHE RAMPAGE 川村壱馬さんや、BALLISTIK BOYZ 海沼流星さんなどの声を聴いていても感じることなんですが、ラップでもメロディでもリズムに対してタテに刻むようなアクセントが軽妙につけられていくし、発声が安定しているのでタメ等であえてズラす部分があっても躍動感がさほど失われない。なんなら歌声そのものがリズム楽器のように感じられることもある。若干話が逸れましたが、そういう歌い手なので、ラップパートだったり先述した「ANIMAL」の歌い出しだったり、譜割りの難しいフレーズも非常に軽快に歌ってくれます。

この曲のラップパートは二回あるんですが、抜粋している二番のラップはアクセント部分のがなり方と語尾の跳ね上げ方、他の曲ではなかなか聴けないくらいファンキーで野性味あるフロウが特にカッコいい!と思います。

最近よくある数原さん×片寄さん×メンディーさんのバランスも好きなんですけど、私はこうやって時折挿入される“ボーカリストによるラップパート”が好物なので、できればまた数原さんのラップも聴きたいんだよなー……と、思いながらこの記事を書き進めている間に復活してくれました(↓)。

youtu.be

今の彼らの魅力が溢れていたディスコファンク「Make Me Better」。久々に数原さんのラップ、しかも“がなり”強めの渋いフロウが聴けました。この曲はサビの二人の掛け合いの新鮮さ等、ラップ以外でも聴き所が多かったですね。

ついでに、この「Make Me Better」をリード曲とした最新アルバム『Up & Down』についての所感を。今回、亜嵐さん制作のInterludeで区切られたストーリー仕立ての曲構成をはじめ、かつてないほどメンバー自身のクリエイティブが組み込まれて作られていることもあり、これまでと一味違う面白みのあるアルバムでした。前作『SHONEN CHRONICLE』までの作品にあった若々しさや「少年」的マインドから一歩進んだ、どちらかというと少年少女が憧れたくなる大人としてのカッコよさが強く出た作品という印象です。

個人的には、このアルバムからGENERATIONSの新章が始まったようにも感じられました。まだ聴いていない方はぜひ、通しで聴いてみてください。

NEXT

①【誰かが僕達を讃えても 気が付けば過去の栄光だから】

②【このまま時が止まればいいと幾度となく心で願った】

※この曲だけ趣旨から脱線します。というのも、この項では歌声の話をしないので。

2017年にアルバム『涙を流せないピエロは太陽も月もない空を見上げた』の収録曲としてリリースされた「NEXT」は、自分達の活動を応援しているファン、そしてメンバーに対する思いを込めて数原さんが作詞し、多くのファンに愛されている楽曲です。つまりそもそも部分的に抜粋すること自体が相当に野暮な行為ではあるんですが……人によって多種多様な思い入れがあるであろうこの曲について、自分自身もリスナーとしての体験を記しておきたかったので入れました。

初めて音源で聴いた時は正直そこまで注目していなかった曲でした。もう結構前のことなのでうろ覚えですが、どちらかというと詞の趣や語呂、語感などがあまり好みではなかったからだったと思います。

ただ後々、数原さん自身が作詞をしたという事実を知った上でこの「NEXT」が披露されたライブ映像を観た時、この曲の真価が見えたと感じました。ひとつの楽曲の印象がこれほど一変したのは、自分にとってなかなか無い体験でした。

まず当然ながら重要なのは、基本的には作詞・作曲に携わっていなかった彼らだからこそ、この詞が非常に大きな意味をもつということ。そしてその詞は、グループとして活動する日々が多大な重圧や葛藤と隣り合わせにあることを明確に示しながら、同時に“あなた”=ファンへ思いを実に率直な言葉で表現している詞であること。その上で、ライブ映像の中でこの曲をパフォーマンスしている時の、一つ一つの言葉を丁寧に力強く歌っていく二人、そしてその歌を噛み締めるように万感の表情で客席を見つめるパフォーマーの人達を観て、すべてが繋がったように感じました。

この「NEXT」という楽曲の真価は音楽作品としての構成要素だけではなく、彼ら自身とライブ会場、ステージ、そして客席のファンという様々な関係性をもひっくるめた“ライブ体験”にあった。あの光景は、それを示していたように思うんです。

youtu.be

大会場の観衆を前にしながら、サビで【誰かが僕達を讃えても 気が付けば過去の栄光だから/枯れないように繋いでいく/想いを】と歌う彼ら(無論この『誰か』と『あなた=ファン』は意味が違うんですが。)。その行為に大きな意味を感じずにはいられません。端的に言えば、覚悟の表明だと思います。

www.youtube.com

そうした覚悟と決意を歌った後で【このまま時が止まればいいと 幾度となく心で願った】と歌う落ちサビ。この部分、尊いですよね。ファンとしてこれを目の前で歌われるのは幸せなのだろうな、と想像できる。音と歌声だけではなく、それらを通じて届けられる言葉や彼ら全員の表情、そして客席へ大きく手を振り続ける姿など、光景の中にある一つ一つに“自分達ファンに対する心からの思いが今、伝えられている”と感じさせる力がある。その情景、丸ごと「NEXT」という作品なのだと私は思います。そういうわけで、自分の中で間違いなく名作です。

Evergreen

①【色褪せないときを今 胸に刻む/もっと高くその両手かざす】

②【アツい思いと】

③【誰かと比べないでいいから】

そもそも全フレーズが好きです。これもまたEDM全盛期を感じる曲調とサウンドですが、本当に良い曲!GENERATIONSの楽曲の中で一、二を争うくらいに好きな曲です。特に昨年10月の『LIVE×ONLINE INFINITY HELLOWEEN』でのパフォーマンスに感動してからというもの、音源を聴くだけで時々涙腺が緩むようになってしまったし、大阪城ホールで聴けた時には誇張でなくずっと涙が止まりませんでした。

youtu.be

(↑最近アップされた『Loading...』ダイジェストのEvergreen音サビ。ライブでは尺が二倍になり全員によるフォーメーションの後で円陣を組む、というめちゃくちゃ泣かせる演出があります)

キャッチーかつメロディアスで、キラキラしたアレンジも詞も全てが二人の歌声と調和して、相乗的に高揚を生む。後々の片寄さんの記事の方でもこの曲は確実に挙げると思います。

これは音楽ライター講座で執筆したGENERATIONSに関する二千字論考(※PCまたはiPhoneでの閲覧推奨)にも書いたことなんですが、GENERATIONSにビッグルーム系の華やかなダンスポップが多いのには(デビュー時期の一大トレンドであったことももちろんですが)、こういうサウンド二人の歌声をひときわ輝かせる音であるから、というのも理由の一つなのではないかと考えています。特にこの「Evergreen」は、それの最たるものの一つなのではないかと。

www.youtube.com

この(↑)一気にテンションが高まるAメロの歌声(0:38~0:54)、すでに気持ちが良い。この辺は「You & I」と近しい魅力を感じます(これも詳しくは片寄さん記事で)。

数原さんの歌声にはリバーヴ(残響)が程良く爽やかに利かせられ、また所々でハモりが重ねられています。その効果もあり歌声がシンセサイザーの音に美しく溶け込んでいますが、一方で声の芯が太く保たれているため、強い存在感があります。

加えてあの高音の切ない響きがあることで、楽曲の翳りなく澄み切った音像がより鮮明かつ奥深いものとなり、ビートの持つ推進力も一層高められていきます。そして、それら全ての要素が集約され最初の到達点に辿り着くのがサビです。

youtu.be

サビ(①)に至って大きく増幅されたリバーヴとコーラスで彩られたボーカルと、柔らかく発光するようなシンセ音。この多幸感!これがこの曲の大きな魅力だと思います。芯のある声を真っ直ぐ響かせつつ【時を/い/ま】、【胸に/き/ざむ】とビートに乗って音を切る、このメリハリも良いですね。個人的には【その両手か/ざす】のの太さが一番好きです。

あとサビの二巡目について言うと、この曲における数原さんのボーカル全体の中で最も好きなのが“と~”です。(人によってはこの時点で意味が伝わる気がする)

ここから②の“と~”の話をします。(↓)

www.youtube.com

この【アツい思い“と”】のビブラート。一巡目と同じように真っ直ぐ歌われているサビですが、この最後に現れる細かなビブラートだけは、まるでひたむきな思いに震える心情をそのまま表しているように感じられてめちゃくちゃグッときます。

そして③はCメロです。このCメロも重要。

youtu.be

【追い求め続けよう/自分なりの幸せを/誰かと比べないでいいから】。

直近のライブ(『LIVE×ONLINE』と『Loading...』大阪城ホール)を観た記憶では、この最後のフレーズ【誰かと比べないでいいから】は音源よりさらに大きくタメて余韻を残すファルセットで、穏やかに語りかけるような歌い方をされていました。

絶えず聴く人の背中を押すようなパワーに溢れたこの曲の中で、特に“優しさ”が感じられるこの詞。それが、ここに至るまでの展開の変化と詞の中の感情の変遷を受け、どこよりも優しく歌われます。そこからさらに重要な音サビに向けて片寄さんの歌うビルドアップ部分が始まっていくという流れも、この一時だけ安らぐような歌唱があるからこそ活きていくのだと思います。

彼らの代表曲の一つであると思っているので、長くなってしまい申し訳ないです。逆にこの曲を最短で紹介するなら“爽やかな曲”とか“エモーショナルなEDMポップ”とか言うことになりますが、それだとマジで何も伝えたことにならないくらい、ポップスとしての力がある楽曲です。

少年

①【迷わなくていいよと】

②【思い出搔き集めるたび】

ここでは主にライブアレンジの話をしたいんですが、まずは①。サビの頭【あの日の少年に/もしも会えたなら/伝えたいんだ/迷わなくていいよと】の、これもまた“と”の話です。数原さんの歌い方で特に好きなところがこのにあります。(↓)

youtu.be

この“と”! の“t”で一瞬だけ鼻に抜く感じ! と言ってもこの歌い方自体は色んな曲で無数にあるんですけど、この曲のようにた行からのロングトーンで歌われる時がとにかく心揺さぶられます。元々の声質も手伝ってある種クドい感じにもなりにくく、なんというかつんざくような声叙情的な叫びに聴こえる。この「少年」では2番サビの同じ箇所【光と影のな“か”】も同種ですし、他の部分も“た行”で歌う部分がいくつかあるため、特に多く聴くことができます。

また、この曲以外にもここぞという箇所ではこの声が結構聴けます。YouTubeを貼れる範囲で特にわかりやすいものをいくつか挙げると、

youtu.be

この映像の「ALRIGHT! ALRIGHT!」の【解き放“と”う】とか。

youtu.be

You & I」の【戸惑うように生きてた“ぼ”くに】とか。

youtu.be

最近だと「LIBERATION」の【まだ見たことのない未知への鍵は/高鳴る My “Heart”, higher】も近いです。あと“は行”で言うなら「AGEHA」のCメロの【もっとLouder, もっと“Higher”】とかもそうですね。全部好きです。

ただ、しつこいですがやっぱり断トツで良いのは“た行”なんですよね……破裂音なので特にインパクトが強くなるんだと思いますが。

youtu.be

(↑)LIVE×ONLINEで披露された時の、最後のサビ。特に感情の込められたアレンジが素晴らしいところです。この「少年」はじっくり歌声を聴かせるバラードなので、このようにライブ感のある熱いアレンジが多様に入ってくる点でも魅力です。

そこで(上の動画と展開的に前後してしまうんですが)、自分が特に感動するアレンジとして挙げたいのが②のフレーズ。

youtu.be

この【思い出搔き集めるたび】の深い情感。定着している歌い方なので絶対好きな人は多いと思いますが。もはや何処からか「それな」が聞こえる気すらしてくる。

一つ目のフレーズと同じ“で”“た”の響き方に加えて、このタメとフェイク。淡々と語り掛けるように歌う片寄さんとの掛け合いであることで、この情感がより深く胸を打つわけです。この曲のサビはその掛け合いの特長がシンプルに際立っている箇所と言えます。

また、このフレーズのように数原さんは多様にアレンジを加える人であり、ものによっては音源から印象がかなり変化したり、それがライブの中で定着したりすることもあります。

その中で自分が好きなものを2つ挙げると、まずこのライブ定番曲(↓)。

youtu.be

BIG CITY RODEO」の【Crazyに騒ぎな】の“わ”。音源だと結構まっすぐ歌ってるんですけど歌番組やライブだとちょっと上の音程から下がって来るんですよね。いわゆるドロップです。私はこの曲を初めて聴いたのがライブ映像だったので、むしろ音源を聴いて意外に思ったパターンでした。絶対ドロップある方が良いですもんねー、ここは。

あとこれはライブで披露された回数が少ないので定番化していると言えるかどうか微妙なのですが、個人的に特に好きな曲で、特に好きなアレンジというのがありまして。

それが2017年の"MAD CYCLONE"ツアーのライブ映像での「ALL FOR YOU」の【夜の狭間】です(↓)。

youtu.be

この、美メロに相応しい美しいタメ。そもそもが良曲ですよね「ALL FOR YOU」。トラックが良いし、このアンニュイな雰囲気とテンポ感、淡々と響くボーカルが絶妙に切ない。今から改めて評価されてほしい。

そしてだいぶ話を戻すと「少年」も色々な意味で象徴的な楽曲です。先に挙げた通り二人の歌声とそのコンビネーションがシンプルに活かされているだけでなく、楽曲に込められたメッセージもグループの在り方をそのまま表しているようで。

上に貼ったLIVE×ONLINEの映像を観るとわかりますが、ああやって再度実現された現役高校生との合唱も、彼らの意思が感じられる印象的なシーンでした。これから先も重要な局面で歌われていく一曲なのだろうな、と思います。

タイムカプセル(ソロ)

①【覚えてるかな? いつか話した夢の続きが すぐそばで僕達を待っている】

Nostalgie」「もう一度君と踊りたい」に続いて3作目にあたる数原さんのソロ曲で、ドラマ「6 from HiGH&LOW THE WORST」の挿入歌として書き下ろされた「タイムカプセル」。すごく好きな曲です。「Nostalgie」とかのような歌謡バラードも得意とする所なんだろうし綺麗なんですけど、やっぱり私は瑞々しく柔らかいシンセ音と数原さんの歌声、という取り合わせに惹かれます。ところどころの特徴的な音色もカッコいい。

しかもそれだけではなく、例えば「Bメロのシンセに溶け込み過ぎない太い芯のある声」とか「サビ前やサビで効果的に配置されている“t”から始まって伸びる声」とか、あと「サビのA4」とか。要はここまでに書いてきた好き要素がいくつも盛り込まれてる曲なんです。もちろんファルセットも綺麗。

www.youtube.com

(↑特にその要素が多くて好きな2番Bメロ。感情が高まっていく歌声×シンセ音にちょっと“泣き”の響きが感じられて切ない。)

単純にこの曲調だからなのか、もしくはソロのバラードゆえ自然と技術が集約される形になったのか判らないですが、実に多彩な歌声が聴ける曲です。

それとこの「タイムカプセル」の詞は数原さん自身が手掛けていますが、「NEXT」から考えると(間に『心声』とかもありますが)各段に進化してますよね、語感とか言葉選びが。まあ「NEXT」は詞先っぽい気もしますが(ソース無し)。

その詞も含めて最も好きなのが、抜粋しているCメロのフレーズです。

www.youtube.com

この“覚えてるかな”というフレーズ。「Evergreen」Cメロにも近しく、思いっきり自分の好きなEDMの展開と歌声であることを差し引いてもなお、この言葉がグッとくるのは何故だろう?と、この記事を書くにあたって改めて考えました。多分それは、この曲が全体を通して「たとえ覚えていなくてもきっと思い出せる」と歌っているからなのだと思います。だからこの問い掛けの言葉はとても優しく聴こえる。

以前『GENERATIONS高校TV』でこの曲が披露された際、数原さんはこう語っていました。

タイムカプセルに閉まってあるような懐かしい思い出をたまに開けて見てみると、思い出が自分の背中を押してくれることってあるよなぁ、とか。心の中のタイムカプセルを皆さんもぜひ開けてみて下さい、みたいな思いがこもっています(一部意訳)

GENERATIONS高校TV - 本編 - #176| ABEMA

タイムカプセルとは開けるまでの経緯に時限性が絡んでくるモチーフです。むろん実際に開けるのは持ち主本人ですが、要は一部本人の意思が介在しないきっかけがあることで、開けるに至るもの。つまりは何が言いたいかというと、その“きっかけ”を聴き手に与えるのがこの「タイムカプセル」という楽曲である。ということです。

私にはこの【覚えてるかな】という問い掛け、そして【いつか話した 夢の続きがすぐそばで僕達を待っている】と今とは異なる景色に目を向けさせようとする語り掛ける部分が、聴く人のタイムカプセルを優しく開いてくれる、ないし開くきっかけを与えてくれる時間であるように感じられてなりません。……と、ここまで考えた所で前段の詞が【心のタイムカプセルを さぁ、開くんだ】であるということに改めて気がつき、何となく自分の中でこのことが一つの線として繋がりました。

つまり、この曲を大事に聴く人にとってはこの曲こそがタイムカプセルだし、思い出そのものにもなるわけですね。もう全然歌声の話とかじゃないですね。すみません。ただ、こうして自分なりに読み取ろうと思わせられるほど心動かされるのは、この曲の情景が数原さんの詞と歌声で成り立っているからこそなので。ちょっと苦しい締め方になってしまいましたがともあれ本当に好きな曲です。

おわりに

ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

いきなりですが、私はここまでに書いてきた自分の聴き方や読み取り方を「これが正解」として示したいわけではないし、こうして記事を書くことで作品とアーティストに対する自分の愛の強さ・多寡が示されるものだとは思っていません。

むろん自分なりの愛も敬意もあるつもりですが、時々「こういう記事を書ける愛がすごい」というような感想を言っていただけることがあって、そのことが光栄であるのと同時になんとなく心苦しくもありました。結局、自分の熱量の源にあるのは(特にこの10曲の記事に関しては)ひとつの楽曲をひたすら聴き込むことや、それを書くこと、読んでいただいて気持ちを共有できることが楽しいから書いている、というところに尽きます。シメにしみったれた話ですみません。

ただ、その上で読んだ方に「これはわかる」または「よくわからん」だとか感じていただけて、それがまた新たな作品の魅力や楽しさを見つけられるきっかけになったりしたら、この上なく嬉しく思います。

www.youtube.com

ほぼ歌の力だけでドラマを作り上げていて震えたTHE FIRST TAKE。改めて見直すとまた楽しいかもしれないので貼っておきます。

GENERATIONSの楽曲についてこの記事を書く上で難しかったのは、記事の特性上、掛け合いの魅力についてあまり語れないという点でした。やはり彼らの楽曲はツインボーカルだからこその感動が一番の醍醐味であると、そこで改めて実感しました。

片寄涼太さんの記事もなんとか公開できるように書いていこうと思っています。

良かったら是非また読んで下さい。

もしよければ何か感想などいただけると幸甚です。ありがとうございました!