ミチスガラ

LDHアーティストが好き。色々書きます

誕生日記念!細かすぎて伝わらないかもしれないTHE RAMPAGE スリボの歌の好きなところ10曲選 ~吉野北人さん編~

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吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)さん!!
23歳のお誕生日おめでとうございます!!

ということで最近メモアプリに自己満足で書き連ねていた(暇か?)、
スリーボーカル別・この人が唄ってるこの部分が好き!」の吉野さん編を厳選してひとつの記事にまとめてみました。
いやー THE RAMPAGEの音楽って楽しいなー!

選抜基準はメロディ・詞の語感・曲展開なども込みで「この人のこの歌声で唄われるこのフレーズ最高!!」と私が思ったところです。
好みで選んでおりますが「え~私はこの曲のここの方が好き!」みたいなご意見がもしいただけたら嬉しいです、語りましょう、ボーカル吉野北人を。

尚、川村壱馬さんのお誕生日が1/7でしたがスルーした形になるのもなんなので、需要はさておき他の二人の分もおいおい書こうと思っています。
誕生日の意味が即なくなったね。

どうでもいい経緯ですが、当初ランキング形式で書いてみたら順位をほぼ全く決められず、それぞれで同率1位が5つ、みたいな状況になったため1楽曲毎で10選にしました。つくづく強いフレーズが多すぎる、つまり良曲が多い。最高。

ただ比較的好き度が高いフレーズほど後の方で紹介していますので緩いグラデーションになっていると思っていただければ(めんどくせえな)。

ではいきます!

※曲の構成の話をする時は便宜上、以下の太字の呼称で統一しています。
Aメロ/Bメロ/サビ (×Cメロ)/Cメロ(×Dメロ、×大サビ)/ラスサビ
わかりにくかったらごめんなさい。

※大きい文字が曲名、【】内が歌詞の抜粋です。
※公式で動画がある曲のみ引用してます。
(文中で抜粋してる箇所から再生されます)

Seasons

 【青い草の匂いが風にまじる季節に僕らは出会い/どんな時だって どこまでだって大丈夫/これからもずっと一緒に歩いていこう】

therampage.lnk.to

THE RAMPAGEの楽曲において吉野さんが歌い出しを唄ってる曲というのは他の二人と比較するとかなり少なくて、しかも、ほぼ全てがこういう王道のポップ・バラードです。

基本的にヒップホップ・ロックテイスト(=他の二人の歌が一発目に来がち)な曲が多いというのと、吉野北人×美メロのバラードという組み合わせの威力が凄まじいことを考えると、ここぞという時に!という起用のされ方になるのも頷けますが。お陰で欲張って3か所も抜粋してしまった。

この曲はいわゆる卒業ソングのイメージで作られているのだと思います。まずイントロのシンプルなピアノとウィンドチャイムの音がすごく学校の合唱っぽいですしね。
そして思い出を振り返つつ今、また新しいスタートラインに立っている人々を想像させる歌詞はもちろんのこと、他の曲と比べてかなり唄いやすさが重視されているようにも思います。三人の歌声が被る部分が全く無いですし、パートの分かれ方もAメロ(吉)/Bメロ(川)/サビ(R)…と、これだけシンプルな構成になっているのは全楽曲中でもこの曲だけです。Cメロだけ少し入れ替わりが増えますが。

メロディラインもクセが少なく、基本はサビに向かってなだらかに上昇していく形なので、吉野さんの素朴で優しい歌声ととてもよく調和しています。

そして中高音・高音のイメージが強い吉野さんですが、倍音が響く豊かな声質の持ち主なので低音もしっかりと聴こえるんですよね。
特にこの曲の歌い出しのように、ピアノ一本の伴奏だとよくわかります。
囁くような優しい低音の中に煌めくような倍音の響きが感じられるのが、
個人的には大好きなところです。それこそウインドチャイムのようで。

(ちなみに倍音というのはザックリ言えば、実際に出している音とはまた別の高さの音がいくつも重なって聴こえてくることです。RIKUさんなんかは特にライブだと、一人で唄ってても凄く声に厚みや広がりがあるように聴こえませんか?あれは声量も勿論ですが、倍音の効果も大いにあると思います)

そして抜粋2つ目は2番サビ、3つ目のラスサビ前のキメ所なんですけど、どちらも伸びやかで澄んだロングトーンが本当に美しいですよね。
この曲は全体的に3人とも歌声がすごく優しくて綺麗なんですが、この吉野さんの2つのフレーズは特に、未来への希望に溢れたこの曲の象徴的なフレーズになっているよう感じられました。

Over

【諦められたら/終わる恋だとしても】

先日『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』の試写を観たんですが、吉野さんによる「Ti Amo」が素晴らしかったです。衝撃的でした。

原曲を聴いた時に私は「成熟した大人の女性の、心の奥底に隠した哀しみ」のようなものをイメージしたんですが、吉野さんが唄う「Ti Amo」は「想い人のために少し背伸びをしているけれど、本当は大人になりきれない女性の切実な悲しみ」のようなものを感じて、胸が締め付けられました。

元々私は「Ti Amo」やこの「Over」のようなマイナー調でしっとりしたラブ・バラードをあまり好まなかったんですが、試写で吉野さんの“Ti Amo”を聴いた後に改めて「Over」を聴いてみたところ、新たな発見がありました。
こういったマイナー調のバラードにおける吉野さんの歌声は、その中性的な声色中高音の透明感によって“心の揺らぎ”“切なさ”を感じさせるエモーショナルな響きがグッと前に出てくるのです。

【諦められた“ら”】【終わる恋だとして“も”】特にこの語尾に残る切ない響き。本当に叶わない恋に葛藤しているようで、すごく好きな部分です。
好みのジャンルでない楽曲も色々な見方、聴き込み方が出来るのでどんどん好きになっていってしまいますね、THE RAMPAGEの楽曲は……。

しつこいですが「Ti Amo本当に良いので、『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』御覧になる際はしかと聴きましょう!ていうか吉野さん、その内どこかで唄ってください!!

ELEVATION

【駆け上がっていく/貫き通したいから】

この曲はライブの盛り上がり所で披露される曲の一つですが、なんというかこの「どうも~EDMで~す!!」という感じのトラックの振り切り方だったり、それでいてメロディはベタを通り越してレトロ……というか、あえてのダサカッコよさすら感じる所だったり、歌のすごさ(後述)だったり。聴けば聴くほど好きになっていった曲でした。トラック的には、どちらかというとGENERATIONSにありそうな曲ですよね。余談でした。

抜粋しているのはどちらもサビなんですが、1つ目のフレーズは文字通り【駆け上がっていく】ように上昇するメロディと、吉野さんの爽やかな高音がバッチリ合っていて、とても気持ちいい箇所です。
そして2つ目も、同じような魅力のあるフレーズなんですが……。

………あの、これ本当に私だけがそう感じてるのかもしれないので
いや知らんがな」って言われたらもうそれで終いではあるんですけども………。
そもそも、この曲って思った以上に歌が難しくないですか!?

いや、得意な音域や音色はもちろん人によって違うので一概には言えないんですが……でも、ロウのまま起伏は少ないけどリズムは跳ねまくるAメロ、と思えばやたら音が上下するBメロ、そして極めつけにおそらく一般的に男性がだいぶキツいか出ないくらいの高音で細かく跳ねながら上下するサビ
意外ときっちり唄うのは難しいと思うんです。

そして、中でも私が特に「あれ!?」とビックリするくらい意外だった難所がこの2つ目のフレーズ【貫き通したいから】の“ら”です。具体的には「らーあぁー」の「あぁー」部分です。本当に個人の見解ですが……。

そもそも吉野さんがこういう形で、語尾が伸びた後に途中からフェイクを入れるという唄い方をすること自体、それ以前の楽曲ではあまり無かったように思います。それもあって余計にギャップというか、あの心地よく澄んだ高音の後に少しのニュアンスが入るだけでも、すごくカッコいい!気持ちいい!と感じます。さらに言えばその後の“Wow~”もまた爽快なんですよねー……。

このとにかく真っ直ぐ声が伸びるだけで心地良いというのが、3人の中では素晴らしい個性であり魅力になっていると思います。この曲は特にそういう点で相性が良いのかもしれないですね。

LA FIESTA

【もっと重ねて行くかけがえのない真実を/巡り会う 見知らぬ影と影でも】

大好きな曲です。ラテン基調のトラックも、ボーカルのラインも、一聴して耳に残るフレーズの連発で本当にかっこいいです。この記事を読んで下さってる方の中にはまず居ないとは思いますが、もしこの曲をご存知でないならば是非聴いてみてください今すぐに。すみません落ち着きます。

この曲は3人ともラテンの曲調に乗った情熱的な歌唱がすごくカッコいいんですが、中でも吉野さんに限って言うならば、やっぱり独特の色っぽさが感じられる唄い方になっているのが魅力ですね。

抜粋1つ目は2番のサビ前ですが、中でも【かけがえのない真実を】の部分が好きなんです。【かけがえのない真実】というテンポの速い部分は、いくつも細かなニュアンス(いわゆる『ドロップ』や『しゃくり』と呼ばれる部分)があって特に「色気」みたいなものを感じられるようになっているし、
そこから語尾“を”を放るようにしてあの強い印象を残すサビにパスする流れも、とても軽快で心地良いです。

2つ目はCメロです。吉野さんの歌唱部分ではダントツでここが好きです

そもそもこの曲の歌詞っておそらく徹底的に語感重視で作られていて、ほぼ全編聴き心地が良いんですが…….。この部分は特に、サビの後で新しい展開に入り上下動するメロディ、そこに乗る吉野さんの抑揚の少ない真っ直ぐな歌声、さらに“み”“し”“ら”“ぬ”……という言葉の響き方の変化も作用して、こちらに光が放たれてくるかのような美しさがあるように思うんです。

あの……岬の、灯台ってあるじゃないですか。あれって回転して、こちらに光が向いた時にピカッと目に光が届くじゃないですか。
回転してくる光。あの感じです。“し”辺りからこちらへ光が来るんです。
伝われ。(ごめんなさい)

Dream On

【今はまだ知らないだけ/遥か彼方へと続く道は僕らが今創る/
 君のこころ照らす】

10曲選ぶ時、“BREAKING THE ICE”Shangri-LaSUMMER DAYS、そしてこの曲の4曲からは1つだけ選ぼうと決めていました。
というのもこれらのアップテンポで爽やかなポップソングだと、特に吉野さんに関しては歌声にかかっているエフェクトが似通っていることが多く、声を聴いた時の印象も結構似てきてしまったので(※あくまで吉野さんのボーカルに限った話なので、“どれも似たような曲だ”という意味では決してありません!念のため!)。同じような紹介が続くのもなんなのでね…。

で、その印象というのが実際どういうものかというと……「風」です。
何というか、この4曲の吉野さんの声って風だと思いませんか?(聞くな)

まぁ、これらの曲の音源はどれもかなり声を重ねてあるので、もちろんその効果も大いにあるんですが……例えば抜粋3つ目のCメロ部分は(ディレイやリバーブは強いですが)あまり声が重なっていないように思うので、一度聴いてみてください。

……風ですよね?(クソウザムーブ) もう少し具体的に言うと声そのものに風のような涼感があるということです。特に抜粋1つ目は、空へ羽ばたいていくようなメロディが歌声と完璧に調和していてすごく美しいですよね。

そして2つ目はサビの終わりのフレーズですが、私はこういう歌声の人が発する遥か彼方というフレーズが大好きなのです。細かい嗜好だな。

特に“”と“”と“”が発音する時に息遣いが強めに聴こえてくる言葉だからなのか……吉野さんのような素朴な歌声の人が発すると、すごく爽やかで、豊かな響きがある気がします。
本当に見晴らしのいい場所で遥か彼方、遠くを見つめているような心地良さがあります。

要は風なんですよ(まだ言う)。吉野北人さんの声は風。
この世界に吹きゆく新しい時代の息吹。ほんとすみません。

FULLMETAL TRIGGER

【Yes, The time is now/刻み付けてきた過去をマイルストーンに】

これは単純に私がFULLMETAL TRIGGERを好きすぎるという事情がデカいです。この曲調で吉野さんの美声が活かされていることの嬉しさについては以前の記事にも書いたので割愛しますが…。どんだけ嬉しがるねん自分。

(尚、フレーズだけで言えばダントツで好きなのは【見下ろすよりも見上げていたい 燃え尽きるまで】で、しかもここも吉野さんのパートではあるんですが、好きな理由が『単純にアツい』でしかなかったので入れませんでした)

1つ目は声の透明感を存分に活かしたサビロングトーン。そして2つめはBメロ一発目のフレーズですが、特にこのBメロは初めて聴いた時に鳥肌が立った記憶があります。

この半音交じりのBメロ、サビに向かって曲のスケールをぐんぐん拡げていく「ロックしぐさ」な感じが特に好きな部分なのですが、ここに吉野さんのシャープな歌声が乗るともうレーザーのように強い威力で刺さってくるんですよね。
一聴して、これはめちゃくちゃカッコいい!やられた!と思いました。
あと、MVでのこれまでより一段とクールな表情がまた良いんですよね……。余談でした。

こういうテイストの楽曲は今はいわゆる“売れ線”ではない…かな…?とは思うんですが、むしろこのタイミングでこんなミクスチャーな曲を持ってくるのか!しかもダンス&ボーカルグループで!と興奮したし、トラックも歌も本当にカッコいいので……この路線で追々もう1曲くらい欲しいです正直。
もう1曲……いや1~2曲くらい……。
ほんと、そのうちでいいので……。

100degrees

【冷めてる目で何が出来る? Come on, come on 起こせよアクション/恐れる必要はない】

THE RAMPAGEを象徴する代表曲の一つですね。
全体的に重めのサウンドが特徴ですが、川村さんの歌い出しがその重低音を楽しむように調和しているのに対し、後から空気を切るように登場してくるこの吉野さんの1つ目のフレーズ。

この気持ち良くリズムに乗って上下する中高音が私は大好きです。
(余談ですがこの部分のパフォーマンス時に吉野さんの両サイドから出てくる山本彰吾さんと岩谷翔吾さん、めちゃくちゃカッコいいですよね……。)第一音が少し高めで結構唄いにくい箇所だと思うのですが、本当に綺麗に唄われてますよね。

2つ目はBメロです。

1つ目と最高音も同じだし、同じような気持ち良さのあるフレーズ。
ここって、その前の【暗闇を】だけを川村さんが唄って【恐れる必要はない】だけを吉野さんが唄う、という風に、かなり細かくパートが分かれている箇所なんですよね。
ただ、実際に聴いてみると確かにコレが一番だな、と思わされます。

川村さんの太め・硬めの声→吉野さんのシャープな声(もしくは、RIKUさんの柔らかく広がる声)、という流れの巧妙さをつくづく感じる部分です。

この流れで入れ替わるだけでも、前半に溜めた力を後半に開放していくような爽快感があるんですよね。
楽曲自体カッコよくて大好きなんですが、そういったパート構成の妙技
たくさん詰まっている点でも面白い曲だと思います。

THROW YA FIST

【試されるならsmack it down/果てしなくても Maybe we can work it out】

この曲は絶対に入れよう、と早い段階で決めていました。曲自体もすごく好きではあるんですが、特にこの上の2つのフレーズは一聴してすごく耳に残った部分だったのです。

1つ目はAメロです。ここまで読んでくださっている奇特な吉野さんファンの方へ。わかってくれますかね、これを選んだ気持ち
ぶっちゃけ、この部分めちゃくちゃカッコいいし、それにドキッとしませんでしたか!?私はしました。「こんな風に唄うんだ!?」って

絶妙な語感で、リズムに乗って跳ねた唄い方をする前半と、そして何より後半の“down”のニュアンス、落ち方ですよね。
ラップをする川村さんや特にテクニカルな唄い方を求められがちなRIKUさんに関しては、こういう英語のイントネーションに合わせてニュアンスを付ける唄い方をよくしているイメージがありました。
でも個人的に、吉野さんにはあまりそのイメージが無かったんです。それがまさかこんなに独特の色気があってカッコいいとは。

このフレーズの後のBメロは、イントロと同じサイレンが鳴るトラックと川村さんの勢いある唄い方が相まってすごくインパクトが強いんですが、
Aメロ部分はその前段階という感じで、3人それぞれの唄い方がなんというか凄く挑発的な感じで本当にカッコいいんですよね…。

そして2つ目のCメロ、特に“果てしなくても”の部分!

このメロディライン……なんて言ったらいいのか…。全てが全音移動で、一旦下降してから上下しつつルート音に戻っていくというまあいいや、とにかくこの非常に安定感のあるメロディが、非常に安定感のある吉野さんの歌声にバッチリ合っていてすごく美しいし、心地良く感じるんです。大好きなフレーズです。

まぁそもそも全てが本当にカッコいい曲なんですけどね(すぐ言う)!

Only One

【例えば止まない雨が降るなら 隣で傘を差し続けよう/重ねた手のひらの中 2人だけの storyをずっとずっと】

(こんな使い方をするのがもったいないくらいいい映像……。)

やっぱりこの曲は絶対に入れないとダメですよね。最初に決めてました。この曲は吉野さんが歌い出しなのと、サビの一発目も吉野さんです。そして2番では3人の間でパートがそのまま交換されるのですが、その後のCメロもラスサビも吉野さんから始まります。
このように他の曲では中々ないほど吉野さんがフィーチャーされてますし、そもそも吉野さんのために作られたのかと思うほど歌唱が全編でバッチリ調和しています。

1つ目のフレーズは歌い出しですね。「Seasons」などもそうですが、私は吉野さんが情景を描写する歌詞を唄われている時が大好きです。
例えば「Ti Amo」のように、声色自体に物語性を感じさせられる個性的な魅力があるので、特にこういうバラードで世界観を最初に決定づける情景描写にとても適していると思います。

あと、この歌い出しはしっかりめにビブラートがかけられていますね。吉野さんは(他の二人の声との差別化のためだと思いますが)基本的にはほとんどかけないので、そういう点では貴重なフレーズです。

この曲ではメインボーカルなので声の深みを増すためというか、存在感をより大きくするために抑揚を多く付けているのかな、と思います。

2つ目はCメロです。
これが、この曲を聴いた時に最初に印象に残った部分でした。

吉野さんのパートは【ずっとずっと】までですが、この部分、最初は少し独特なメロディだと思ったんです。不安定な音階のままパートが終わるので。

でもこのCメロ全体を通して聴くと、【重ねた手のひらの中】で強く込められた感情が最後の【ずっとずっと】で緩やかにほどかれていき、その後RIKUさんの暖かな歌声にパスされてから少しずつ、穏やかにルート音(一番安定する音階)へ帰還していく。この流れが本当に美しくて感動的なんですよね。

ボーカルが複数いるというのは(今となっては当たり前すぎる話ですが)ただ順番に唄うだけの事ではなくて、この一連のメロディが吉野さんからRIKUさんへ渡されることには大きな意味があるんだな。と、強く実感できたのがこのフレーズでした。

この曲は元々他の曲に比べると、王道過ぎるというか、ストレートなバラード過ぎてあまり好まなかったんですが……ライブ映像を観て、3人の美麗で豊かな歌声でじっくり聴いた時からは断然好きになりました。

THE RAMPAGEって本当にライブが良いですよね……。
私はまだこの曲を生で聴いたことががないのですが、いつか絶対に、
生の吉野さんの歌声でこのメロディを思う存分堪能してみたいです…。

Starlight

【儚いモノクロの二人が照らされて Beautiful moment 今も一人探してる  Starlight】

最後はこの曲にしました。鉄板。そもそもこの曲は全員・全フレーズで個性が活きていて本当に綺麗な曲なんですが、その前提で選ぶとしたら、やっぱり上の部分でした。(ちなみにこの曲も歌い出しが吉野さんですね。)

この曲に関してはまず、「星の光」というモチーフが吉野さんの歌声に完璧にマッチしている…というか、もともと私が吉野さんの歌声に対して抱いていたイメージそのものでした。

このことも何度か繰り返しnoteで書いていますが、吉野さんの歌声は強く優しく、かつ繊細に瞬きながらこちらへ届く光線のような澄んだ声である、としばしば思います(吉野さんと星、と言うと自分の故郷の星空をメンバーへやたらゴリ推しするエピソードが浮かびますがそれはともかく)。

特にサビの川村さん・RIKUさんの力強い歌声の後に続くこの最後のフレーズは、吉野さんの歌声によってとても儚く切なく、かつ夜空へ溶けていくかのような穏やかさを帯びて響きます。

瞬く星の光のように複雑に揺れる人の心の美しさ。まだ思い出にはできないけれど、そんな現状も、この寂しさも少しずつ受け入れていこうという静かな想い。この部分が、吉野さんのあの歌声によって唄われることで、私にはそんな風に感じられました。
言葉の響きもメロディにしっかりと寄り添っていて、何度聞いても心動かされる、美しいフレーズです。

また、これは主旨から逸れる話ですが、Aメロの【星空に包まれ】からBメロの【星の光に照らされ(ここの川村さんがまた最高ですよね~…)】など、
この曲ではかなり大胆なレベルで“星”という同じモチーフが繰り返し歌詞に登場します。
ただ、ボーカリングや曲展開、過去と現在を行き来する歌詞のストーリー等によってそれぞれに違った情景が浮かんでくるので、不思議とあまり気にならないのが面白いところだと思います。

ファンの方の多くがそう思っていると思いますが、この曲ってもっともっと広く響き渡るべき名曲だと思うので、どこか地上波の歌番組などで披露する機会があればいいのにな、と願わずにはいられません……。

終わりに

どこまでも私の感じ方、私の聴き方、そして私の語彙でどうにかこうにか言語化してみましたが、ここまで読んで下さった方、もしいらっしゃったら感動します。本当にありがとうございます!
もし感想などあれば頂けたら本当に本当にうれしいです!

それにしても、この記事を書く間また一層曲を聴き込み、考えていきましたがそれが本当ーーーーに楽しかった!!
つくづく私はTHE RAMPAGEの音楽3人の歌声にすっかり魅了されてしまったようです。文章化するために色々と聴けば聴くほど、トラックも、歌声も、数えきれないほどの魅力が見つかってしまい、副作用(?)でマジで全楽曲が好きになってしまいました。幸せ者だね。

また今度、RIKUさんと壱馬さんの分もしっかり考えてみようと思います!
そして改めて、吉野北人さん23歳おめでとうございます!
いつも素晴らしい歌声を届けてくださってありがとうございます!
THE RAMPAGE大好きー!!
ではー!